会社でプロフェショナルを目指して頑張れと言われ、そもそもプロとは何か?を少し考えたいと思います。
プロってどんな人?
Wikipediaでは
- 専門的な仕事に従事し、その能力が高く、その仕事の技術に優れ、確かな仕事をする人
- 主たる収入を得るために、特定の分野に従事している人
と紹介されています。
会社も上記をイメージしているのかと思いますが、私は違います。
人それぞれの考え方があると思いますが、私はこのマンガで学びました。
- 題名:昴(スバル)
- 著者:曽田正人
神が降りる瞬間
少しだけマンガの内容を紹介すると
双子の弟の命を繋ぎ止めるために始めた「おどり」が、いつしか人生の中で絶対に不可欠なものとなっていった主人公「宮本すばる」という一人の天才バレエダンサーの物語である。
ただのバレエマンガではない。天才とは何か?その光と影など、自身の生き方を改めて考えさせられる、涙なしでは読めない名作となっています。
この単行本の第3巻で主人公「宮本すばる」は、あるコンクールに向けてバレエダンスの練習を行います。そこで厳しく指導するワーニャ(マンガの中では著名なダンサー)がより高度な要求を指示するため、ある言葉を伝えます。
満員の観客の前、“今日は神が降りてきませんでした”と言って、あなたは謝るというのですか?世界のトップは、最高のパフォーマンスに“再現性”を持っている
昴(スバル) 第3巻 第32話 神が降りる瞬間
これには体に電気が走りましたね。確かに!まさにこれ!
トップダンサーに限らず、どの業界にも当てはまると思います。
あるラーメン屋さんに通うのは、美味しいラーメンを再現しているということ。iPhoneを買い続けるのもその新しい体験を再現しているということ。そしてお客様から私を指名していただけるのも、お客様が必要としているものを毎回提供している=成果を再現していると言えると思います。
プロとは何かをまとめると
つまりプロフェショナルとは“再現性“である。
そして“再現性“を高め、継続するために、知識を溜め、経験を増やし、反復していくことを心がける必要があると考えます。
会社からプロフェショナルであれ!と言うコメントからプロとは何か?を考えてみましたが、いかがでしたでしょうか?
プロフェショナルとは“対価をもらう“でも間違っていないとは思いますが、なぜ対価がもらえるのか?ともう一歩踏み込んで具体的な中身を示すことの方が会社の方向性が明確となり、従業員の成長にもつながるような気がする話でした。
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